新・徒然走稿第二回 | 徒然走稿

新・徒然走稿第二回

名古屋城

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『トホホな名古屋城』
愛知万博がらみで名古屋に行った。
万博会場周辺には宿らしい宿はないので市内に泊まった。
翌日、帰京の前にと名古屋城を見に行く。
なんとシャチホコがない。
万博にあわせて、シャチホコは取り外され「金シャチドーム」だかなんだかに降ろされあり、別料金で見ることが出来るらしい。http://www16.ocn.ne.jp/~meijohak/

左甚五郎が鐘楼の飾りに龍を彫ったとき、彫りあがった龍を間近で見ると、いかにも荒く、無骨であった物が、いざ鐘楼に取り付けて見ると生き生きとしていたという。

シャチホコを間近で見る機会というのも滅多にない。またシャチホコのない名古屋城というのも滅多に見ることもない。
が、
名古屋に住んでいる人はともかく、万博でもなければ名古屋に訪れることのない側から言わせてもらえば、間近で見る必要の無い物を間近で見るよりも、威風堂々とした名古屋城を見たかった。
せめてレプリカを置いておくくらいの建築文化に対するデリカシーが欲しかったなあ。