徒然走稿 -8ページ目

輪行って何?

5月の頭から技術評論社のWEBエッセイサイト「GH Beans」でも『徒然走稿』を連載することになりました。そちらの更新情報もブログにアップしていきながら、どちらの記事も連携させて行こうと思っています。

連携第1弾が「輪行って何?」です。
何、というほど難しいことではありません。写真を見てもらえればわかりますよね。
要するに、電車やバス、飛行機といった公共交通に自転車を乗せるときー車種によって違いますがーばらせるパーツをばらして、袋やケースに詰め込んで持ち運ぶことです。

輪行01手前にあるのが輪行袋。

輪行02






フロントとリアのホイール(前輪後輪)をはずします。どちらもクイックレリーズという機構になっているので、工具を使わずワンタッチで車輪を外すことが出来ます。
クイックレリーズはホイールをナットではなく、シャフトでフォーク(フレーム)に固定する仕様です。自転車購入時に「輪行したい」旨をショップに伝えれば対応してくれます。
この自転車はガード付きなので、ガードも取り外しています。
フレームを前後ホイールで挟むようにして、ストラップベルトでできれば3点、三角形になるように締め付けます。

輪行03

そいつを袋に詰め込んで
輪行04

電車に積み込みましょう。
転倒を防ぐために、手すりなどに輪行袋のショルダーベルトやストラップベルトで固定しておくこと。
輪行になれると、日帰りプランの行動範囲がグッと広がりますよ。

桜自転車

桜自転車

次のツーリングは、花を追いかけて峠を目指してみようと思います。
満開の桜に出会えるといいのですが。

ツーリングへ行こう

ツーリングに行こう

暖かくなりましたね!
春が来ると新しいシーズンの開幕!てな気がします。
今シーズンもあちこち出かけました。
来シーズンもどんな旅が待っているのか楽しみです。
ぐーっと背筋を伸ばして、ツーリングに出かけましょう。

再録・徒然走稿第5回(4回が見つからない!)1997.12

二十曲峠

『二十曲峠』
●最寄り駅/富士急行線東桂駅
僕らは『にとまがり』と呼んでいるが、本当は『にじゅうまがり』。
東桂から鹿留林道を経て二十曲峠、忍野八海、富士吉田に抜けるコースがお奨め、これだと峠につくとどーんと富士山を拝むことができる(毎度、峠に着くのが午後なので逆光の富士ばかり拝んでいるが、午前中の朝日に照らされる富士もいいらしい)。毎年、正月3日か4日あたりに出かけているのだが、東桂側はダートが残っているし、舗装路も積雪がアイスバーン状態になっていることが多いので注意が必要。

フリーイラストライター
1月号ということで日本人なら富士山、です。
僕はここからの富士山が大好き、年の始めに雪道で七転び八起きしながらたどり着いた峠で、でっかい富士をながめながら紅茶にスキットルのスコッチを垂らして飲んでいると「良い年になりそうだなあ」と、素直に思えるのです。

※2006.3.16
二十曲峠は走り始めの定番になりましたね。
定番のコースや行事というのは楽しいンだけど、年々巡ってくるのが早くなっていくのは何故なんでしょうね。一日一日に対する感動が薄くなっているから、その分記憶されない時間が増えていってしまっているのでしょう。

吉野梅郷の枝見

枝見
週末、多摩川を遡上して羽村堰、青梅、御嶽(蕎麦の玉川屋)、吉野梅郷を巡ってきた。
青梅のレトロな町並みを楽しみ(あんパンを買って、メープルメロンパンとアップルパイ、へそマンをかじった後)、御嶽の玉川屋では蕎麦ビール(原産国はアメリカで輸入元は札幌、販売者は練馬というインターナショナルなビールを奥多摩で飲む。グローバルだなあ)、もり、あつとろろを堪能し、食べることに時間を費やすすぎて玉堂美術館も吉川英治記念館も通過して、吉野梅郷へ。
梅郷に近づくに従って人はどんどん増えてゆき、途中からは自転車を押して歩かなくてはなりません。が…
まあ、ものの見事に枝見でございました。
枝見の人の群れがぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろ。
「梅祭り あてのはずれた 人の群れ」「枝ばかり 眺めて帰る 風流人」 杠梅

※梅郷でも チャーマンを食って帰りました。

羽村の堰 http://www.ohtama.or.jp/hamura/seki.htm
青梅レトロな町並み http://www.omekanko.gr.jp/tourism/index.htm
玉川屋 http://www.akiruno.com/repo/dshop/dshoptamagawa.htm
吉野梅郷http://www.omekanko.gr.jp/cgi-bin/area/area.php?area=baigo

初音

初音

鶯の初音を聞きました。
風に消え入りそうな「ホーケキョ」でした。

新・徒然走行第五回

黒野田林道
『雪道七転び八起き』

急いでゆくと転びます
ゆっくりゆくと日が暮れて途方に暮れます

雪道の走りはしんどい。
雪が新しくて深すぎると前に進めないし、ガードとホイールの間に雪が詰まって動かなくなる。
表面が凍結していると転倒虫が群れでやってくる。

転ばない内は「転びたくない」転びたくない、と上半身にぐいぐい力が入って、やがて転倒する。
転倒してしまえばあきらめがついて「え~い」とこぎ出すことが出来るかというとそうはいかない。何故と言うに、痛いから、である。
ふかふかの雪なら「雪見に転ぶところまで」なんて気分にもなるけど、凍結サラサラツルツルの路面に自転車の高さから叩きつけられるのは楽しい物ではない。
まして、携帯している一眼レフがバックから飛び出して一緒に叩きつけられよう物なら、その被害は心身、経済ともに甚大なものとなる。

登りもしんどいけど、下り坂に雪が張り付いていると、これはもう…絶句です。

それでも雪道の美しさには惹きつけられてしまう。
雪道は冬にしか出会えないのも魅力なのだ(夏でもいいんだけどね)。
雪のシーズンには一度か二度は積雪ロードを求めて出かけたくなってしまうのだ。

では、雪道はどう走ればよいのか?
これは簡単。滑らない靴を履いて押すことです。
積雪時のツーリングは全行程押して歩いても途方に暮れないコースを選びましょう。

山梨県 黒野田林道 五万図:都留
JR笹子駅から富士急都留市駅へ抜けるコース。
笹子側の起点が黒野田、都留市側が御座石(大幡)。
鶴ヶ鳥屋山を巻いて走る林道です。ピークからはかなり素敵な富士山を望むことが出来ます。
冬期は閉鎖中のこともあるので確認が必要です。
最終的には都留市駅より谷村町駅を目指して、駅のすぐ近く桂川沿いにある城山温泉に立ち寄るのがおすすめです。
って、、、情報調べたら「廃業」だって、いい風呂だったんだけどなあ。

■杠 聡 ゆずりは さとし イラストライター www.yuzuriha.com
例年通り初の倶楽部走は鹿留林道・二十曲峠に出かけた。
いつもなら雪がついていない南斜面にまでたっぷりと積雪が残っていて、それはもう日が暮れるまで雪道を堪能してまいりました。
もちろん、転倒も堪能してきたよお。
数年前にここに出かけたとき、参加メンバーで「転ばない競争」をやろうということになり、わざわざ自転車用のチェーンを準備してきた某ショップの店長は、その使用を禁止されたのでした。

絵日記のブログも始めてます。よかったらのぞいてください。
「夢現今昔絵日記」 
http://ameblo.jp/yuzurihas/

小梅

小梅
久々の更新です。
春ですねえ。

ショートフィルム「峠越え」

ショートフィルム「峠越え」クッリクで再生

峠に辿り着けば至福の一時。なんとなくホッとしてもらえるのではないかなあ。

再録・徒然走稿第三回

追分クッリク>大きい画面

『追分け』1997.8
■信濃追分宿
軽井沢から国道18号線を西へ7km、中山道と北国街道の分岐点。
最寄り駅はJR信越本線(今秋より第3セクターに移管される予定) 信濃追分駅。
分去れの碑、枡形茶屋、道祖神などが往時の宿場の面影を留めている。
堀辰雄や立原道造の定宿だった油屋旅館、本陣の他、唐
突にシャーロック・ホームズの銅像が立っていたり(ド
イル作品の翻訳者がここの出身なのだそうな)と、通過
してしまうには惜しいところである。

杠聡  イラストライター
 休暇をとって新潟の奥只見へ行ってきた。
計画ではそこから会津、日本海に出て糸魚川、松本を経て東京に
戻ってくる予定だったのだが、都合がつかなくなって奥只見だけに
なってしまった。
 奥只見は素晴らしいところだった。
が、雪渓を見に行くトレッキング中にウルシでかぶれてしまい、
東京に帰ってきてひどいことになってしまった(食事中の方もい
るといけないので詳しくは書かない)。
初期にもっとちゃんと処置しておけば、こんなことにはならなかっただろうに…。
そうだ、今度、応急処置の特集をやりましょう!

※イラスト中の書き文字は石灯籠前にある水盤に刻まれていた物です。
考えてみたら、連載時はモノクロだったんだよね。
カラーで紹介できるというのはうれしいなあ。